アフリカ大陸中央部に位置するいわゆる「中部アフリカ」と言われる10か国の国々。ほかのアフリカ諸国同様、豊かな地下資源に恵まれていながら、欧州列強国からの独立後もクーデターや内戦の絶え間がなく、政情不安の国々が多く存在しています。しかし、ルワンダのような奇跡的な回復を遂げた国もあることから、経済的な成長と安定した政情も決して不可能ではないことを示していると言っていいのかもしれません。しかし現実はなかなか厳しく、いまだ部族間抗争が激しさを増し、反政府勢力による誘拐や強姦と言った先進諸国では考えられない状況が続いている国の多いことも事実です。歴史的にも他地域のような宗主国による開発がなされなかった国が多く、開発面では大きく出遅れていることは否めません。平均寿命ひとつみても他地域より短いということは、医療体制の遅れもさることながら政情不安に負うところが大きいのかもしれません。日系企業の進出も少なく日本大使館が置かれていない国が多いのも現実です。ただ他地域同様、この中部アフリカの国々にも潜在的に持っている成長性という伸びしろは魅力で、よく例に出されるのがルワンダの奇跡的な回復。1994年凄惨な事件(ジェノサイドと言われる大量虐殺)勃発後10年で劇的な経済発展を成し遂げたことは記憶に新しいところでしょう。この回復の起爆剤になったと言われているのが、1960年代から国外脱出していた人民(ディアスポラ)が海外で得た知識や財産が復興の大きな原動力になったと言われています。この復興は未だ「アフリカの奇跡」と語り継がれているほどです。その兆候はガボンなどにも見受けられます。いかに長期的な目線でしっかりとして経済政策をもってそれを着実に実施していけるかどうかにかかっていると言えるのかもしれません。