アフリカの今は熱い。世界各国が進出にしのぎを削り、豊富な資源を背景にその経済発展は目を見張るものがあります。日本はと言えば、その進出競争に出遅れ苦戦を強いられているというのが実情と考えられています。そこで挽回の切り札として、農業の技術供与や肥料の輸出があるとされています。今後どうアフリカに向き合っていくか真価が問われるところでしょう。そんな苦しい事情を2013年6月横浜で開催されたTICADV(アフリカ開発会議)で日本政府は協調している。実はアフリカは以前より新たなビジネスの場として、日本企業は認識していました。きっかけは、中国の躍進とそれに伴う資源の価格高騰で、その矛先をアフリカに求めるようになっていたからです。とはいっても、アフリカという地はそう簡単に進出を可能にしてくれるほど、たやすい場所ではありませんでした。時すでに遅し、は言い過ぎかもしれませんが既に中国はじめ欧州各国が進出にしのぎを削っていたのです。出遅れた日本が、少しでもその糸口を見出そうとするには、他国より優位に立てる懐刀が必要でした。それにうってつけのものとして肥料が考えられます。これまでのアフリカは、自国内に眠っている資源に大きく依存しており、そのまま継続していけるとは、当のアフリカ諸国でも考えていなかったでしょう。資源の価格下落は、即自国の経済に大きく反映されます。その危険性は既に十分認識されていたでしょう。ではどうすればいいかという問いかけに対し、返ってくる答えは他産業の振興促進しかないものと認識はされていたでしょう。しかし、工業で振興をはかろうにも、ベースとなる食料品等の生活必需品を自国で賄えるようにしていかないと、先は見えています。都市部での食品事情は輸入に頼っていては、物価上昇を招きいずれは破綻することは明らかだったのです。そこで農業を振興の基盤と考え始めていたのではないかと想像できるでしょう。ここに日本の進出の足がかりを見出そうとしているのではと考えられます。特に窒素肥料が以前中国に輸出し、農業発展に大きく貢献したという実績がありました。これをアフリカでも再現させようと考えるのが自然といえるからです。

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